三十路サラリーマンの夜明け

今年で30歳のサラリーマンです。日々思ったことなど綴っていきたいと思います

エネルギービジネスを個人で興すことの難しさ

エネルギービジネスを個人で興すことを考えたりしたが、考えれば考えるほど障壁は高い。

 

障壁を挙げるとするならば、

ーエネルギー利用にあたって消費者が重視するのはなんといっても価格。デザインなどは関係ない

ー国や大企業が大きな方向性を決める。政治マターが大きく関与する

ー世界のエネルギー事情は古くから権益持つオイルメジャーが牛耳っている

 

 

例えばバイオマスからエタノールやメタンを作っても、石油から作ったものの方が安ければ当然それを使う。そこに、見た目とか使い勝手とか、生産者は誰とか関係ない。

 

バイオマスなら、圧倒的に原料を安く仕入れ、独占的に調達を結び、生産性の高いプラントを操業しないといけない。

川上から川下まで競合を圧倒するコストカットを行わないと勝ち目はない。

 

数人で起業してうまくいくビジネスとは到底思えない。

 

独占的な技術や特許があり、それを低コストで継続的に供給できる体制があって初めて事業が成り立つ。さもなければ参入すら難しい。

 

モザンビークバイオマス事業を行う方もいっていたが、エネルギービジネスは需給が一致して始めてビジネスになる。エネルギーの保管は難しい。いくら作っても、電気や熱の形で使ってくれる人がいなければ意味ない。

送電線や蓄電設備がない村ならば尚更。

非常に難しい事業である。

 

それを考えれば、途上国から、独自の保存がきく食料や衣類、布などを仕入れ、先進国に付加価値をつけて売るビジネスをやるほうが実現可能性は高い。

 

とはいえ、それは皆んな考えることなので、オリジナリティ、どんな付加価値をつけるか、原料を安く仕入れられるか、優れたデザインで売れるか、といった点において競合を圧倒しなければならないだろう。

 

考えなくてはならないことは非常に多いが、要素一つ一つについてアイデアを出し考え抜くことをしていきたい。