人生100年時代を生きる
最近、人生100年時代という言葉をよく耳にする。
健康寿命の増加より、今後は80代になっても働く高齢者が続出するそう。
いま私は30歳。今後50年働くとすれば、どういうキャリアを築くべきか。
まだ社会に出て5年、あと10倍働かなくてはならない。
そういう人生を、会社に属したまま過ごすか、もしくは自由にビジネスをし、自他共に豊かにできるか。
いま、分岐点にある。
人生100年時代を肌で感じたエピソードがある。
私の父は65歳で大手メーカーを退職した。入社以来、エンジニア一本でやってきた。エンジニアであるという自負を持って40年間仕事一筋であり、私自身尊敬もしていた。
退職後、まだまだ頭も体も元気であったため、これまでのキャリアを考え、コンサル会社に転職した。転職活動は簡単にうまくいき、父も自慢げであった。
ところがどっこい。転職して一ヶ月、はやくも父は会社を辞めたがっている。
理由としては、転職先の仕事にこれまでのエンジニアとしてのキャリアを活かせる場面がないと。飛び込み営業のような若手社員がやるような仕事をやらされていると。
私はこのことから、父には悪いが、次のようなことを感じた。
-大手メーカーのエンジニアを40年やろうが、雇ってもらった先で力を発揮できる仕事に出会うのは簡単ではないこと
-キャリアを一本に絞って仕事を続けるのは危険であること
-65歳を過ぎても、転職について悩まなければならないこと
これらの教訓から導かれるのは、
-キャリアを一つに絞らない
-普遍的な知識、スキルを身につける
-60を過ぎて転職で悩まないよう、早めに起業する
人生100年時代はもうすぐそこにある。
長いスパンで見たとき、キャリアをどう形成するか、しっかりと考えようと思う。